「大丈夫だよ、これくらい」
はい、嘘です。腕がもげそうです。
「俺、持ちます」
「へっ!?」
矢吹くんは私から小麦粉を奪った。
「え、悪いよっ」
「気にしないでください!運ぶの、厨房でいいんすよね?」
「あ、うん…」
「力仕事は男に任せてください!」
――ドキッ。
「あり…がとう」
「い〜え!」
屈託のない笑顔に…ドキッとした。
これが、きっかけだった。
そして、彼と過ごしていくたび……
その想いは、積もるばかり――……。
だけど………
はい、嘘です。腕がもげそうです。
「俺、持ちます」
「へっ!?」
矢吹くんは私から小麦粉を奪った。
「え、悪いよっ」
「気にしないでください!運ぶの、厨房でいいんすよね?」
「あ、うん…」
「力仕事は男に任せてください!」
――ドキッ。
「あり…がとう」
「い〜え!」
屈託のない笑顔に…ドキッとした。
これが、きっかけだった。
そして、彼と過ごしていくたび……
その想いは、積もるばかり――……。
だけど………

