「…きくん。…浜崎くん!!」
「っ、ま…しろ?」
「「なんで…?」」
会いたかった。
ただただ、会いたかった。
忘れた日なんて、なかった。
あたしの気持ちは、変わらなかった…。
何一つ、変わることなんてなかったんだ。
あたしは今でも、
浜崎くんが、
好き…。
「「あのっ…」」
「「あ、なに…?」」
「真白から言って?」
「あ、ありがとっ!あ、あたしね?あたし…浜崎くんがすきっ!!どうしても忘れられないの!!」
あたしの頬には…
涙が伝っていた。
「…なんでここにいるかとか、聞かねぇの?」
「ぇ…?あっ、なんでそんな格好してるの!?」
あたしは改めて聞いた。
浜崎くんを見たら、好きって気持ちが溢れて、そんなことどうでもよかった。