【完】最初で最後の恋

多いかな?と思っていたお弁当は全部なくなった。
「奈央、メッチャ嬉しかった。ありがとな」
「あたしも、喜んでもらえてよかった♪」
「じゃぁ、そろそろまた回るか」
「うん!」
あたしたちはまた動物園を回った。
時間が過ぎるのは早く、もう夕方。
あたしたちは動物園を出て、夕飯を食べにレストランへ。
「あたしパスタ!」
「俺はハンバーグ」
他愛もない会話をし、夕飯は終わった。
レストランを出ると…
「奈央。まだ時間平気?」
瞬が真面目な顔つきをして聞いてきた。
「ん?大丈夫だよ」
「じゃぁ、ちょっと付き合って」
「うん?」
瞬はあたしの手を引いて歩きだした。