【完】最初で最後の恋

早く、奈央来ないかな…?
その時、ドアがなった。
「どうぞ」
「瞬♪」
「奈央、仕事お疲れ」
「ありがとう!」
奈央が椅子に座ったとき、俺は言った…
「奈央。俺、手術できるらしい…!」
目を大きく見開いた奈央。
「え…。瞬、今の、もう一回言って?」
「俺の病気、治るかもしれない。治療法が分って、手術できるらしいんだ」
「ホントに…??」
「うん。可能性は低いけど、治るなら…それに賭けてみたいと思ってる」
奈央は、泣きだした。
「っ、…ヒック、治るかもしれないんだね…!よかったね、瞬…!!手術、頑張ろうね…!」
「ありがとう、奈央――……」
手術成功したら、いろんなとこ行こうな…?