【完】最初で最後の恋

次の日、今日は仕事は休みだ。
病院へ行く用意をしていると、電話が鳴った。
ディスプレイには、【瞬】と表示されていた。
「もしもし?瞬??」
【奈央ちゃん!!??】
電話の声は、瞬じゃなく…
美幸さんだった。
「美幸さん??どうしたんですか?」
【っ、今朝、瞬の容体が急変して…とにかく早く来てっ!!】
「っ!!」
血の気が、引いた。
頭が、真っ白になった。
瞬が…。
「っ、瞬…っ!」
あたしは急いで家をでた。
病院まで無我夢中で走る。

瞬、瞬、瞬……!!