その後、瞬が戻ってきた。
「なにニヤニヤしてんだよ!奈央に変なこと言ってねぇだろうな?」
「言ってないわよ」
「怖いわね〜〜。邪魔者は退散しましょ、美幸」
「そうだね、お母さん。じゃ、ごゆっくり♪」
あたしはペコッと頭を下げた。
静かになった部屋。
「ホントに、変なこと言われてねぇ?」
「うん!優しいお母さんとお姉さんだね」
「…ま、俺の家族ですから♪」
「検査、どうだった?」
「ん?まぁ、相変わらず頑張りましょうだけ」
「そか」
笑ってみせると、瞬があたしを抱き寄せた。
「…不安にさせて、ごめんな?」
あたし…顔に出てた?
「ううん。あたしのほうこそ、ごめんね」
「んで奈央が謝んだよ…。俺が病気なのが、ダメなんだ」
「瞬が悪いわけじゃない。…誰も、悪くないんだよ。…悪く、ないの」
「……ん」
キラキラ星が瞬いている今。
病室で、少ししょっぱいキスをした。
「なにニヤニヤしてんだよ!奈央に変なこと言ってねぇだろうな?」
「言ってないわよ」
「怖いわね〜〜。邪魔者は退散しましょ、美幸」
「そうだね、お母さん。じゃ、ごゆっくり♪」
あたしはペコッと頭を下げた。
静かになった部屋。
「ホントに、変なこと言われてねぇ?」
「うん!優しいお母さんとお姉さんだね」
「…ま、俺の家族ですから♪」
「検査、どうだった?」
「ん?まぁ、相変わらず頑張りましょうだけ」
「そか」
笑ってみせると、瞬があたしを抱き寄せた。
「…不安にさせて、ごめんな?」
あたし…顔に出てた?
「ううん。あたしのほうこそ、ごめんね」
「んで奈央が謝んだよ…。俺が病気なのが、ダメなんだ」
「瞬が悪いわけじゃない。…誰も、悪くないんだよ。…悪く、ないの」
「……ん」
キラキラ星が瞬いている今。
病室で、少ししょっぱいキスをした。

