次の日、あたしは仕事場へ向かった。
「いらっしゃいませー!」
受験や卒業シーズンでお祝いする人が多いからお店は今大変!
「ありがとうございましたぁ!」
「う〜、休む暇もないね、奈央」
「だね〜〜!まぁ、お店側としては嬉しいことだけどね」
「まぁね〜」
「あ、いらっしゃいませ〜〜」
閉店まで、手が空く暇はなかった。
「終わった〜〜!奈央、お疲れ」
「佳織もお疲れ!」
「奈央は今から彼のとこ?」
「そ!今日ちょっと遅くなっちゃったよぉぉ!じゃぁあたし、急ぐね!佳織、バイバイ☆みなさんもお疲れさまでした」
あたしは走って瞬のところに向かう。
ガラガラ〜と勢いよくドアを開けた。
「瞬!遅れてごめんね」
「あ、奈央。お疲れ」
点滴を打っている瞬の隣には、2人の女性がいた。