「...前ボタン閉めろ。風邪ひくぞ?これ着てろ」 ヒロが着ていたブレザーをかけてくれて、 ワイシャツのボタンが空いてることを気にして目線をずらした。 「ありがと…グスッ...」 「大丈夫…俺がそばにいる。大丈夫だから」 器用に片手で引き寄せられて、 ヒロは私の顔を胸板へと強引にあてた。 その後、落ち着くまで ヒロは静かに頭をポンポンしてくれたんだ…。