「やったら、金くれるって言うからよ」 ────バキッ... 鈍い音と共に、男らが倒れこむ。 「...てめぇらもっと血だらけになりてぇか?」 明らかにヒロに怯えてる。 「ご、ごごごめんなさいぃ...」 そそくさと帰って行った男たち。 「…ひ…ろ」 「ばーか。何してんだよ...」 「ごめんな…い」 もう、バレたよね? さっきまで怖かったヒロの表情も、 見る見るうちに優しい顔に戻っていく。