「せん…ぱい?」 イスから立ち上がり 私の目の前に立った。 「この曲、俺らが初めて話した日に弾いてただろ?」 「はい…」 弱くなっちゃう。 先輩の顔と声が 優しすぎて。 「なんで今この曲弾いてたか…わかるか?」 「えっっ...わ、分かりません…。」 「………」 「………」