俺は初めて本当の優しさをもらった気がした。 いつもお菓子やら飲み物やらを キャピキャピしながら渡してくる女達とは違って あいつの優しさが何故か心にしみた。 初めて見た。 これが… こいつが… こういうやつのことを 心から優しい人って言うんだ…。 そして、その思いと同時に "心から守ってやりたい" って思う感情を覚えた。 俺の名前すらしらねぇよな? この日から、 俺はどこでも いつでも どんなときでも 桜庭のことを考えていた────。