「オトナも、パパとママみたいにピアノやるー!」 「ハハハッ。両親がピアノの先生だもんな~。まさか姫香まで先生になるとはな」 「えへへっ。あっっ!病院の時間だ!行ってきまぁす」 「えっ!一人で行けんのか?迷子ならね?」 「私、迷子の子猫ちゃんじゃないもーん。2人見ててね!」 「なんかあったら連絡しろよ」 ユナは保育士の道へと進み、ヒロは大学へ。 みんな自分の道へと歩き出した。 ………私も。