「椿君。こんなわがままでうるさい娘だけど、よろしく頼むぞ。」 「任せてください。お父さん、お母さん、娘さんお預かりします。…姫香、行くか」 「うん!みんな…本当にありがとうね」 「姫香姫香っ!」 お母さんが小声でおいでおいでしてる。 「なぁに?」 「………………よ」 ………ちょちょちょちょっ!!! 「おおお母さんんんんん!!!」 「うふふ♡」 「ばっばいばい!!!」 ニヤニヤしているお母さんを見ていられなくて 椿の手を握って歩き出した。