「姫香っ姫香っ!お昼食べよう?」 「どうして?」 「えっ!?どうしてって、もうお昼だからよ」 もうお昼だから? …えっ!!もうそんな時間!? 不思議そうな顔で私を見つめるのは 中学からの友達、林田 優奈(ハヤシダ ユナ)。 「ごめんごめん!ユナ、一緒に食べよー!」 焦りつつも、机を合わせてお弁当を開いた。