「あ、すすすみません!!きれいな音色が聞こえたので、つい…」 勝手に入って、まずかったかな? 怒ってるかな? 「…ったく。勝手に入ってくんなよ」 「すっすみません…お上手なんですね!」 「…んなことねぇよ。つーか、このこと秘密だかんな」 そう言って彼はピアノを片づけ始めた。