それから、椿と小春って人との関係を全部聞いた。
「姫香…傷つけてごめん。」
「そうだったんだ…。ううん。私こそ、ちゃんと理解してあげられなくてごめんね?」
「お前は謝んな。これから、姫香に隠し事はしねぇから。」
「ありがとう。そういえば…この前、私の家に向かって歩いてくる2人を見かけたんだけど…」
「…あぁ。あれはな、その後に小春と、ちゃんと話したんだ。で、やっと縁を切ってくれることになって、姫香に謝りたいって言い出したんだ。」
「でも…こっちに向かってくるとき、仲良さ気に…」
「小春が、姫香のこと可愛いって言うから、つい嬉しくなって…」
「そうだったんだ…」
「だけど、そのあとに久しぶりに知人に会って、そのままファミレス連れてかれて...結局行けなかった」
「なんか…バカみたいっ。誤解でこんなに変な話があったなんて!」
「話さなきゃ和解出来なかったろーな。」

