「なんで……」 目の前が真っ暗になった。 あたし病気なの? 「ご家族の方にもご説明します。よほどのことでなければ、命に関わる病気ではありません。なので、確実に治していきましょう。」 「そう…なんだ。治るよね…大丈夫だよね…」 そう言うと同時に、先生はあたしの手を強く握ってくれた。