「ユナありがとね。塾頑張ってねー!」 大きく両手を振った。 「…………ん?」 ユナが帰った方向の先に… 見覚えのある女と男の姿が。 なんだ? 笑いながら、男の肩をたたく女。 その人たちがはっきり見えて来た頃には、ユナは道を曲がっていなくなっていた。 「………やっぱ…り…」 前から来たのは、椿とさっきの女だ。