「綾香なら、ピッタリかも」


「ほんと?」


「うん・・・

子供好きだろ?」


「うん大好き!妹と、弟が、

可愛くて仕方がないもん」


「いくつ離れてたっけ?」


「10歳」


「…そんなに離れてた?」


「忘れた頃にできた、双子だし」


「はは・・・

勉強もできるし、子供の扱いも慣れてるし、

心配なのは、運動だけ?」


そう言って意地悪そうな顔をした先生。

「もう!からかわないでよ?!」

先生の肩を軽く叩くと、

いつものように、手を掴まれた。