一週間の彼。


ふと視界の隅に公園奥のブランコが映って、無意識にゆっくりとそこに向かった。



「あつっ!」


無意識のままで触った鎖の部分は太陽にがっつり焼かれていてヤケドするかと思うくらい熱かった。



改めて鎖に触れないように、ゆっくり座って両足で軽くブランコを動かした。


昔からあるこのブランコは当然のごとく古くて、少し動かしただけで、必要以上にキーキー鳴った。



そんなブランコに座る、デート用にオシャレして来たあたし。



……………、



…ヤバイ。

虚しさ倍増。



自分の気持ちに危機感を感じてピタッとブランコを動かすのをやめた。


慌ててバッグからケータイを取り出して電話帳を検索。


場所も移りたかったけど、ベンチもないこの公園じゃ座れる場所がここくらいしかない。



トゥルルルル───…


コール音のなるケータイを耳に当てて空を見上げた。


あ〜。めっちゃいい天気〜。



空は雲一つない青空で、あたしの心もちょっと晴れた気がした。