「なんだよ〜つまんないなぁ〜!
お魚くんは小さいし、海草くんは全然しゃべんないからいっつもおもいっきり遊べないじゃん!」





あしかくんはそう言うと、お家へ帰ってしまいました。





授業中、オットセイ先生の声も耳に入らず、あしかくんはぼんやりしていました。





「あ〜一度でいいからおもいっきり遊んでみたいなぁ〜!
でもこの学校には、僕と同じくらいの友達がいないもんなぁ〜…

はぁ、つまんないの。」





そんなことを考えていたら、授業が終わり、あしかくんは誰にもさよならを言わず、お家へ帰っていきました。