ラッコくんが最後にくれた下の部分の貝をあしかくんは眺めていました。





そこにはこう書いてありました。





「しくあがうつとだでて」





ラッコくんが最後に残した言葉





「そ、の、か、貝、うえ、とした………………」





それを思い出し、あしかくんは貝の上と下をつなげました。





「あかんりとずともちいね」
「しくあがうつとだでて」





あしかくんはふとひらめいて、左から上と下を交互に読みました。















「あしかくん、ありがとう。ずっとともだちでいてね。」