あしかくんは、泣きながら叫びました。





「いやだよ〜!ラッコく〜ん!
せっかく友達になれたのに…僕はひどいことばかりして…
もういじわるしないから、グスン、帰ってきてラッコく〜ん!
いやだよ!一人にしないでよラッコく〜ん!」





「あ、あし、か、くん…いい、おも、い、で。
そ、の、か、貝、うえ、とした………………」





「ラッコく〜ん!ねえ!ラッコくんてば!ウワ〜ン!
嫌だよ〜!戻ってきてよ〜!
やっと、グスン、やっと友達に、本当の友達になれたのに…ラッコく〜ん!
うわああああああああん!」










あしかくんは叫び続けましたが、ラッコくんが目を開けることはありませんでした。