ラッコくんが嫌がっているのもおかまいなしに、あしかくんは貝を取り上げようとしました。





そしてついに、あしかくんが力いっぱい手を引いた瞬間に、なんと貝が二つに割れてしまいました。





「う、う、うわああああああああああん!」





いつもなら何をされてもヘラヘラ笑っているだけのラッコくんが、すごい勢いで泣き出しました。





あしかくんはラッコくんのいつもと違う様子に、動揺しました。





そしてあしかくんは、割れた上の部分の貝だけを持ったまま逃げてしまいました。