「そんな素直に謝られると調子狂うんだけど...」

女の子はそう言って顔を逸らす。


じゃあなんて返せばいいんだよ。


そう思いつつも言い返せない自分が嫌になる。



電灯が点き始める。

あぁ、早く帰らないと...


そのためにはまず、この障害をなんとかしないとな。


走って逃げ切る......くらいの体力は俺には無いし...


どうしたものか....