太陽君と工藤君(…まぁどっちも工藤君なんだけど)が 教室の前を通るけど、話すことはなくて1カ月が過ぎた。 「あつ…!」 7月になって日差しも強くなった。 (暑い…!!!) 夏服になってクーラーも入ったから 少しはマシになったけど…。 それでも教室の外へ一歩でも出れば 熱気がすごい…。 そんな暑い真夏日の日の放課後、 本を返しに図書館へ行くと、窓際の端の席に工藤君が座って本を読んでいた。 工藤君以外に人はいない。