「きゃー!!! 太陽君優しい!」 俺は女子たちにニコッと笑う。 …もう30分くらい経ったぞ。 ケータイの着信がなって出ると運転手の斎藤さんだった。 「あ、斎藤さん? はい、わかった。 ほんっとごめんね、また今度…。 あ、雨降ってるから気をつけてね」 「うん!!!」 バイバイと今度こそ帰っていった。 時雨待ってるだろうな。 まだ本読んでるのかな?