放課後、俺は図書館で太陽が来るのを待っていた。




ガラガラ――




太陽かと思ったが、
入ってきたのは早乙女だった。




本を戻そうと手を伸ばしているのが危なっかしくて
見てられない。




「貸して」




考えるよりも先に体が動いていた。




本を早乙女の手から抜き取って元に戻した。




「ありがとう」




っ!!