「一時間ぐらいね。でも図書館で勉強してたから」
高校と中学では授業の時間も違う。
だから彼に待ってもらうことは、ほぼ毎日。
けれど文句一つ言わず、ちゃんと待っていてくれる。
「じゃあ行こうか」
少年は朝のように手を握って歩き出す。
人目があるけれど、気にしていないのか、それとも見せつけたいのか。
「今日は調理実習でクッキー作ったんだ。おねーさん、甘い物好きだよね?」
「うん、まあ…」
「じゃあおねーさんの部屋で一緒に食べよう?」
無邪気な笑顔が、心に突き刺さる…。
「うっうん…」
そして手を繋いだまま、わたしの家に到着。
一軒家の家には、昼間は誰もいない。
両親はスーパーを経営している為、二人で朝から仕事に出掛ける。
兄は大学、姉はバイト。
下に兄弟がいないせいで、少年には甘いのかもしれない。
少年を家に入れるのも、もう何度目か分からない。
玄関の鍵を開けると、少年は慣れたように靴を脱いで、二階のわたしの部屋へと向かう。
高校と中学では授業の時間も違う。
だから彼に待ってもらうことは、ほぼ毎日。
けれど文句一つ言わず、ちゃんと待っていてくれる。
「じゃあ行こうか」
少年は朝のように手を握って歩き出す。
人目があるけれど、気にしていないのか、それとも見せつけたいのか。
「今日は調理実習でクッキー作ったんだ。おねーさん、甘い物好きだよね?」
「うん、まあ…」
「じゃあおねーさんの部屋で一緒に食べよう?」
無邪気な笑顔が、心に突き刺さる…。
「うっうん…」
そして手を繋いだまま、わたしの家に到着。
一軒家の家には、昼間は誰もいない。
両親はスーパーを経営している為、二人で朝から仕事に出掛ける。
兄は大学、姉はバイト。
下に兄弟がいないせいで、少年には甘いのかもしれない。
少年を家に入れるのも、もう何度目か分からない。
玄関の鍵を開けると、少年は慣れたように靴を脱いで、二階のわたしの部屋へと向かう。

