リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『懐き系』・1

「ゴメンね…。もっと早くボクが気付けば良かった。ずっとおねーさんは年の差、気にしていたんだね」

「…それは年上女の勝手な被害妄想だから、アンタが気付かなくても良いことよ」

「良くないよ! だってそのせいで、おねーさんはボクの告白、断ったんだろう?」

…ごもっとも。

「だからボクが強くなるよ! そうすれば、おねーさんは恋人になってくれる?」

強気な表情から、一気にすがるような顔になるなーっ!

心の中が妙にうずく!

「えっ、あのっ、それは…」

「不安に思うことがなかったら、ボクでも恋人になれるってことだろう?」

「…まあ、なくは、ないけど…」

「なら! ボクがおねーさんの不安を感じさせないぐらい、強くなるから。だから恋人になってよ」

二度目の告白―。

それでも触れている手が震えていることから、かなり勇気を使っていることが分かる。

…わたしなんかに二度も告白をしてくる男なんて、きっとこのコ以外はいないだろうな。