リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『懐き系』・1

急に顔を上げたかと思ったら、またツッコンでほしくない質問をしてくる。

「イヤって言ってもどーなるもんでもないでしょう? 確かにちょっと思うところはあるけど…」

年の差だけはどうにもできない。

同じ時代を生きているとは言え、やっぱり違いは出るものだ。

その差を埋めることをしないわたしは臆病者。

だから少年とは恋人にはなれない。

「…そっか。ボク、おねーさんが年上だから、もっと強い人かと勝手に思い込んでた」

 グサッ!

思いっきり言葉の矢を放ちやがって…!

「てっきりボクがまだ子供だから、断られたのかと思ってた。頼りなく思われたのかと思って…」

「そんなことは思っていない。3つも年上の女に告白してきた時点で、アンタは強いコだって分かっているから」

でも相手のわたしが弱くちゃ話にならない。

告白を断っても、少年を避けられないのが良い証拠だ。

「……うん、分かった。じゃあこうすれば良いんだ」