高校へと向かっている道の途中、わたしの後ろからついて来るような足音が聞こえる。
その足音は、わたしが早く歩けば早くなり、遅くなれば遅くなる。
ピッタリ3メートルの距離をとって、追跡者はわたしを追い掛ける。
わたしは曲がり角に入り、くるっと振り返った。
すると追跡者も追い掛けてくるので、ドンッと真正面からぶつかる。
「うわぁっ!」
わたしの胸のあたりに激突した追跡者は、体勢を崩し、転びそうになる。
追跡者がとっさに伸ばした細い手首を掴み、支えてあげる。
「はあ…。アンタ、いい加減にしたら?」
「ううっ…。危なかったぁ」
追跡者はまだ中学2年の少年。
身長も体格も、高校2年のわたしの方が良い。
「おねーさん、いきなり立ち止まんないでよ」
「アンタが追い掛けて来なきゃぶつからなかったわよ」
「えへへ」
少年は誤魔化すように笑うと、わたしにぎゅっと抱き着いてくる。
その足音は、わたしが早く歩けば早くなり、遅くなれば遅くなる。
ピッタリ3メートルの距離をとって、追跡者はわたしを追い掛ける。
わたしは曲がり角に入り、くるっと振り返った。
すると追跡者も追い掛けてくるので、ドンッと真正面からぶつかる。
「うわぁっ!」
わたしの胸のあたりに激突した追跡者は、体勢を崩し、転びそうになる。
追跡者がとっさに伸ばした細い手首を掴み、支えてあげる。
「はあ…。アンタ、いい加減にしたら?」
「ううっ…。危なかったぁ」
追跡者はまだ中学2年の少年。
身長も体格も、高校2年のわたしの方が良い。
「おねーさん、いきなり立ち止まんないでよ」
「アンタが追い掛けて来なきゃぶつからなかったわよ」
「えへへ」
少年は誤魔化すように笑うと、わたしにぎゅっと抱き着いてくる。

