咲季side


「お母さーん!!朝ごはんは?」
「・・・そこにあるパンとか適当に食べてれば?」
「・・・それが子供に言う言葉?」
「文句あんならさっさと行きな」
・・・本当にこの人うちの母親?
時々本当に分からなくなる。
うちが小さい頃の写真は全然無いし。
・・・だけど絶対愛されて無い事は確か。
・・・ピンポーン

「はーい!あっ!ちょっと待ってて!」
『りょーかい』
優は中学からの親友。
目がくりくりして可愛い感じで。
うちには無いものを全て持ってる。
家族の愛、可愛さ、スタイルの良さ・・・
皆から愛される子だから。
本当に優が羨ましい。
・・・て急がなきゃ!!

それから優と二人でたわいもない話しをしながら学校へ急いだ。