□ □ □ その夜、私は要の家に行った。 帰ってきた緑さんは“あと一週間したら、私に報告しなさい”と、早速千崎に会ったようだし、状況は泥沼状態。 「・・・・・・・・梓、・・・・・」 要の部屋は暗い。 いつも机で要はパソコンとにらめっこをしている。 「・・・どうだった?」 「要・・・・・・・・・・・」 優しく笑いかける要は、そのまま部屋に鍵をかけた。 「会ったんでしょ?緑さんの言う、“新しい婚約者”に」 要は私の手を引いて、ソファに座らせた。 要の哀しげな表情が胸に突き刺さる。