何故みんな、気づいて欲しくないことに気づくのだろうか
そのまま傍観して、勘違いしたままでいたら良いのに。全部私が悪いことにして、都合の悪いところや目を背けたいところ全て、私のせいにすれば良いのに
なのに、何でみんな
私を逃げさせてくれないの
「・・・・・・そんなこと、してません」
「どうだかな。その様子だと颯人のこと自体どうでもよさそうだけど」
この人は、何を言いたいのだろう
まるで私に別の答えを待っているかのようだ。他に欲しい答えを用意して、その言葉さえ聞ければどうでもいい、みたいな・・・・
「だからって、浮気していいワケじゃねーだろ、穂束さん」
一言で戦慄した
口に笑みを浮かべるその仕草が、嫌だ。何も知らないのに意図も簡単に言葉を紡いだ彼が、嫌いだ。嫌だ、
この人、
嫌い
「貴方、嫌い・・・」
「どーも。俺も穂束さん嫌いだから」
軽々しく音にする貴方は、私の考え方に合わないのだ。何も知らないクセに、知ったように虚を突いて
分からないクセに、私達の問題に口を挟まないでよ

