「―――――っ」 名前を呼ばれて、いきなり抱き締められる この人、温かいなあ・・・・ 安心してしまう 落ち着く 「大丈夫だ、な?紅鈴」 「う、ん」 「安心しろ。今だけ、泣けばいい」 誰も、オマエを責めないよ そう言った彼の手は、何処までも優しかった 「俺は、添川庵(そえかわ いおり)」 「い、おりく・・・?」 「庵でいい。紅鈴、教室戻れるか?」 「や、だ。無理・・・・」 だって、みんながいる もしかしたら颯人もいるかもしれない