「そうですけど…」
「ならさ、籍は入れて、結婚式とか披露宴をお前が就職した後にすれば良いんじゃないか?」
「それは…」
確かにそれなら、二人の関係を表沙汰にしなくても済む。
「なっ? 良い考えだろう?」
「…先生、そんなに私と結婚したいんですか?」
「当たり前だろう? 愛してるんだから」
至極真面目な表情で言われると……断ることができなくなる。
「…じゃあ、それで話を進めましょうか」
「おっ。プロポーズを受け入れてくれるのか?」
「はい。私も先生のこと、愛していますから」
改めて先生と真正面から向き直って、今度は私から背伸びをしてキスをする。
「そりゃ嬉しいな」
「ですがとりあえず、大学入試が終わるまでは保留で」
「またかよ…。ああ、でも分かっているさ。じゃ、試験が終わったら、お前さんとこのご両親に挨拶に行かなきゃな」
嬉しそうに笑う先生を見て、私も笑みを浮かべる。
けれど心の中では、絶対に大学に受かろうと決意を固めた。
これで落ちたりしたら、絶対に両親に結婚を反対されるから。
前途は洋々とは言いにくいけれど、とりあえず先生との未来は明るいことが決定した。
「ならさ、籍は入れて、結婚式とか披露宴をお前が就職した後にすれば良いんじゃないか?」
「それは…」
確かにそれなら、二人の関係を表沙汰にしなくても済む。
「なっ? 良い考えだろう?」
「…先生、そんなに私と結婚したいんですか?」
「当たり前だろう? 愛してるんだから」
至極真面目な表情で言われると……断ることができなくなる。
「…じゃあ、それで話を進めましょうか」
「おっ。プロポーズを受け入れてくれるのか?」
「はい。私も先生のこと、愛していますから」
改めて先生と真正面から向き直って、今度は私から背伸びをしてキスをする。
「そりゃ嬉しいな」
「ですがとりあえず、大学入試が終わるまでは保留で」
「またかよ…。ああ、でも分かっているさ。じゃ、試験が終わったら、お前さんとこのご両親に挨拶に行かなきゃな」
嬉しそうに笑う先生を見て、私も笑みを浮かべる。
けれど心の中では、絶対に大学に受かろうと決意を固めた。
これで落ちたりしたら、絶対に両親に結婚を反対されるから。
前途は洋々とは言いにくいけれど、とりあえず先生との未来は明るいことが決定した。

