死にたがりの少女の身体はコワレモノ


僕は彼女の手首の傷あとに手をあてた。

今まで冷たいナイフをあててきた彼女の手首に温もりを分け与えた。


彼女の腕は細かった。


腕が折れるぐらいに強く握った



「・・・・いたい…」

「いたくしてんの」

「はなし・・・・て・・」

「やだ。」

「・・・・・・・死にたい・・・・」

僕はこういった。

「人は自分の思いで産まれたんじゃない。

だから

人は自分の思いで死んだらだめだ」

彼女は顔をあげた。

そして にっこり笑った。悲しそうに。


眉を八の字にしながら