頭が重い、いろんな感情で真っ黒だ。





……真っ白かもしれない。



空っぽだ。



なにも、考えたくない。

なにも、考えられない。



なにかを考えようとすると、1番に駆け巡る







〝すげー綺麗〟






あなたの笑顔。







あんなに嬉しかった、はずなのに。


今は胸を傷つけるための苦い過去にしかすぎない。




現実はいつだって、私の意思はおかまいなしで。


驚くほど速いスピードで進んでいく。





弱い私は、おいてけぼり。





うん、そう頷く暇や

イヤ、そう反論する時間さえ




____与えない。






私の知らないどこかで、今も進んでいく。


今も……未来を紡ぐ今日が、進んでいく。






なんで…あんな風に噂されていた遥翔が、スミレの告白にイエスの答えたのかは、分からない。





ただ、分かることは

ホントに…終わってしまったということだけ。







私の、遥翔への片想いは



完全に終わってしまった……。