片翼の天使たち~fastlove~






翌日。
私は朝からまさかの大苦戦中です。




「みんなー静かにしてくださいっ!!」




私がどんなに大きく声を張り上げようとも

無駄。



無駄無駄無駄無駄!!!





誰1人として、教壇に立つ私の話に聞く耳も持ってくれない。




ってゆか!!


なんで私がこんなこと引き受けなきゃなんないのよぉ~!!!





もういや…。


教室はガヤガヤうっさいし!


春風祭の実行委員はやんなきゃなんないし!





あぁーもうっ!!





___バンッ!!





私が書類を思いっきり机に叩きつけると、クラスが静まりかえる。





「もう!みんな春風祭やりたくないの!?やる気ないなら遥翔にやんないって言っとくけど!?」

「「「……」」」





や、やっば~…。
つい勢いで遥翔の名前だしちゃったし



余計静かんなるし、誰も何も言わないしぃ……。





「そーだよ、みんな!井本さんにだけ任せてたってなんもなんないじゃん!?」





可愛らしい声の持ち主に、みんなの視線が向けられる。

私も気になり、声がした方を見る。





うわ…、すごい綺麗な子。


こんな子私のクラスにいたっけ??





私、クラスにいるの授業中くらいだから全然分かんない。



名前、なんて言うんだろ……。