片翼の天使たち~fastlove~






「うっせー。俺はサクラに頼んだんだよ。お前らに頼んだ覚えはねぇ」




なに…それ……。


今の今まで、私がタオル持ってくるって、ずっと待ってたっていうの?




なんで…なんでそんな……


期待させるようなこと言ったりするの?

そうしたほうが、切り捨てるときに楽しいから?





あ…、私バカみたい。


なに1人で突っ走って、変な想像してるんだろう。





だけど…傷つけられるより


自分から傷つけたほうがマシなのかな……。





「っつかお前、タオルは?」

「あ…っ」




遥翔の視線が痛い。


ここは、タオルを渡した方がいいの?





「ごめん…。やっぱ……「遥翔見つけたー!!」





ガーン……。


言おうとしたのに、遮られちゃった。




「ゲッ!お前らしつけーんだよ!!」

「遥翔が逃げるからだろ?!」




水鉄砲を持った透くんとひなた。


そして、それを苦笑しながら眺める利一。






生徒会メンバー勢揃いで、2年生のフロアは大惨事。




こう見ると、改めて感じる。


私…こんな人たちと毎日過ごしてるんだって。





なんだか、すごいなって。


すごくうれしく思う。




もう、バイトは止めてしまったけど




あの時、お店に来てくれたのが遥翔たちで


あの時、注文を受けたのが私で






よかったって、すごく思うんだ…__。