片翼の天使たち~fastlove~






「ちょっと黙ってくんない?うるさいんだけど」




唯がイラついた表情で1言放つと、みんなして口に手を当てた。



うわ…この人の発言力凄すぎ。

その前になんで男子まで手に口当ちゃってるし。





「俺眠い。…桜羅、透たちに俺の居場所言うなよ?」




唯はふわぁっとあくびし、ガタンと席に座った。





「唯、そこ私の席なんだけど」

「知ってる」

「……」





もうなんの言い返せないや。


言っても無駄なだけだし。





それに今は……





あ!!

遥翔のことスッカリ忘れてた!!!





「ごめん唯!私行かなきゃいけない場所あるんだ!寝ててもいいから、おとなしくしててね!!」

「別に漁らねぇよ」

「なんで分かったの!?…あ!どうでもいいや!とりあえず行ってくる!!!」





私は急いで教室を飛び出した。







____…




「アイツ、騒がしすぎだろ。だから……___」

「唯様、なにか言いましたか?」

「いいや。なんでもねぇよ」






俺はそのまま桜羅の机に突っ伏した。





…____