「そっか!もぉ、ラブラブじゃん~」
思いっきり
躊躇することもなく引かれた
「友達」という名の、白いボーダーライン。
このラインを超えることが出来るのは
生徒会のメンバーでも
もちろん私でもない。
遥翔の彼女である、スミレだけなんだ……。
もう、話もしてくれない。
もしかしたら、目も合わせてくれないかもしれない。
そんな絶望が
私の周りを満たしていた。
もう私は、上手く笑えないかもしれない。
ごめんね。遥翔。
私はまた、あなたを困らせる。
私の表情が、哀しみで歪んだ。
「…んで、お前がそんな顔すんだよ。ざけんな…っ。」
「あ…ごめ、遥翔。そんなつもりじゃ……」
____ドンッ
そんなつもり、さらさらなかったの…。
「お前がこうなるよう仕向けたんだろ?」
そう言って、遥翔は冷たい瞳で私を見つめ、拳で壁を殴った。
私の体は動かなかった。
なにも考えられなかった。
何か考えてしまったら、遥翔の奥深い瞳に吸い込まれてしまいそうだったんだ。
___この日からだった。
私と遥翔が、
〝半径1メートル〟という距離をとるようになったのは…。

