遥翔は、私を避けている。
遥翔は、私と距離を置いている。
…朝から、分かってた。
様子が可笑しいなって、ずっと感じてた。
でもそれは、仕方がないことだと思ってた。
だって自分が招いた事柄だから。
だけど。
だからと言って、哀しい感情がないわけじゃない。
その場限りの、そんな簡単な感情じゃない。
この恋は……。
人を本気で愛して
友達を想い、悩み詰めて……
私は逃げたんだ。
逃げ道を作ったんだ…。
だから、今があるの。
「とりあえず、泣きやめよ」
困ったような、そんな遥翔の声が聞こえる。
私は必死で、とどまることのない滝のような涙を拭いながら、うんうんと頷いた。
遥翔の優しい声が
今まで以上に、
息苦しいほど、切なくて____。

