片翼の天使たち~fastlove~







「ひ…なた」






止まったはずの体の震えが



また、叫びをあげるように再びこきざみに震えだす。






上手く言葉を発せない


視界が色を失っては、また戻り、を繰り返す。






愛しい切なさで、めまいがしそうだ。






「…今日、生徒会、無いよね……」






お願い、無いと言って。







「はぁ?何言ってんだよ、桜羅。今あるっていったばっかだろ」






日向や利一の笑い声が

とてもとても、遠くに聞こえた。






…遥翔は、来るの?



生徒会来るのかな……。







もし、来るのなら、今朝あぁ私に言った意味はなに?






そんなの限られてくる。







「…遥翔も、来る?」


「生徒会長だからな。来るだろ!」






息苦しさが激しさを増す。



手足がしびれそう。






体の自由が利きなくて、また世界が黒く染められていく。







「…そ、だよね」







神様は、やっぱり意地悪だ。