きみのかけら



『あ!!そぉいや!!お前名前わかんないんだょな?』



あたかも思い出したかの様言う。



コクンッ…



大きく頷く。




ん~……


女の子だしなぁ…




あ!!



『あすか!!飛鳥ってゆうのはどっ!?俺の前飼ってたペットの名前!!』


コクン…!!


ニコッ…彼女は気に入ったみたいだ。



『ぢゃ!!お前は今日から飛鳥だ!!あ・す・か!!』



いい名前だろ?と言わんばかりに彼女に見せた笑顔はどこか寂しげに見えた。。






それを察したのか、飛鳥は椅子の上に立ち、一生懸命背伸びをして麗の頭を心配そうになでる。。