帰り道、夕飯を買いにスーパーに寄る。 手を繋いで中に入ると、すぐに手をパッと離して有岡の手を引いてお菓子売り場へ走っていく。 有岡も大変だ。 「一個までだからね、有岡もこの前みたいに買ってあげちゃダメだからね。」 「へーい。」 有岡が苦笑いして返事をする。弟も「へーい。」と真似する。 本当に似てきているから、驚く。 今日の夕飯はロールキャベツにしよう、と決めてからキャベツのコーナーに歩いていく。 ふと、あの話を思い出して勝手に沈む。 もしも弟に聞いて頷かれたら、どうしよう。