その案は受け入れられない。却下すると、唇を尖らせながら戻しに行った。 「先にお昼にしよう。お味噌汁の話してたらお腹空いた。」 「賛成…つってもな。」 有岡が海の家の方を見る。既に大行列が出来ていた。…何なの、なにごとなの。 「まあ…ちょっと弟見てもらって良い?私、廿楽の所行ってくる。」 「ん、気をつけろよ。変なのに捕まらないように。」 「喝上げには負けない。」 「勝負すんな、つーか金はいいから。」 行ってきます、と海の家へ歩き出す。三軒全部回る前に廿楽に会えますように。