***** 次の日。 いつものように靴箱へ行くと なぜか2年生の靴箱のところに いちごちゃんが居た。 ちょこん、と端に立っている。 「いちごちゃん! ここで何してるの?」 私から声をかけた。 「あの…!」 いちごちゃんは1歩前へ 踏み出してきた。 その反動で長くて細いきれいな 髪が揺れて シャンプーの香りが漂う。