2人は私に気付いていないようだった。 いちごちゃんはさらに 山下君へ近づき、ねだる。 そのたびに私の胸はなぜか きつく締め付けられる。 「ねえ~してよぉ~。 私たち付き合ってるんだからぁ~」 え… 「うるせーな… ん、ほらよ。」 ちゅ…とリップ音がなる。 その光景を見ながら 私はいちごちゃんの言葉を 思い返していた。